個人年金の比較ランキング「全労済対東京海上日動あんしん生命」

当サイト管理人が個人年金を止めた理由がコレです。
自分年金の作り方

個人年金の比較ランキング「全労済対東京海上日動あんしん生命」



個人年金保険の比較ランキング、今回は全労済と東京海上日動あんしん生命の対決です。


・・・これは難しいですね。何が難しいって、個人年金の保険の中身、内容がまったく違うんです。全労済は個人年金保険という機能の他にも、障害保障、遺族保障といった様々な保障が付いています。


ですから、今までのように単純に返戻し率がどうこう、という比較方法では、実際にどっちを選ぶという選択ができないんです。最初はずいぶん悩みましたが、自分なりに整理して優劣をつけることができたので、ご報告させて頂きます。


では具体的に、全労済の個人年金保険「ねんきん共済」の内容を見て行きましょう。


まずは掛金の払込免除。掛金払込期間中に加入者が不慮の事故により重度障害または所定の身体障害の状態になったとき、または傷害・病気により重度障害になったときには、以後の掛金の払い込みは免除されます。


これだけなら、東京海上日動あんしん生命の個人年金保険にもありますが、全労済のさらにスゴイのは「重度障害年金」です。


これは掛金払込期間中に重度障害の状態になったときに、以後の掛金の払い込みは免除されるとともに、契約年金と同額の年金をお受け取れるというもの。重度障害年金は、契約年金と同額が契約年金開始まで支払われる上、契約年金は、契約どおり支払われます。


さらに特徴的なのは「家族年金」です。掛金払込期間中に死亡したときは、契約年金の2倍の額を10年間、残されたご家族の方がお受け取りになれるというものです。


東京海上日動あんしん生命をはじめ多くの個人年金保険では、保険料払い込み期間中の死亡では、既支払保険料相当のお金しか下りません。それと比較すれば、破格の待遇です。


・・・以上のことから分かるように、全労済の「ねんきん共済」は個人年金保険に障害年金、遺族保障を加えた商品となっています。


この内容だけ見れば、誰だって東京海上日動あんしん生命よりも全労済の「ねんきん共済」を選ぶはずですよね。難しいのは、保険料(掛け金)とのバランスです。たとえば、「ねんきん共済」の契約例はこんな感じになります。


契約年金額60万円(5口)

■30歳ご契約(男性)
■60歳掛金払込満了
■60歳年金受取開始


月払い
●月払掛金 (5口) 16,600円
●掛金払込総額 (30年) 5,976,000円


月払い・半年払いの併用
●月払掛金 (2口) 6,640円
●半年払掛金 (3口) 58,500円
●掛金払込総額 (30年) 5,900,400円


確定年金(契約年金)受取累計額
●確定年金(10年間) 600万円
(家族年金を10年間受け取られた場合
1,200万円)

まあ、ほとんど貯蓄性はないと言ってよいでしょう。元本割れはしないものの、30年預けているにも関わらず、ほとんどお金は増えないということです。


では一方の東京海上日動あんしん生命の個人年金保険はどうでしょうか。今回の場合、契約年金60万円でシュミレーションしたいのですが、あんしん生命のサイトのシュミレーションではその機能がないため、ほとんど同じ返戻り率であるアフラックの個人年金保険のシュミレーションを流用したいと思います。そうすると・・・


月払保険料
14,052円

総払込保険料
5,058,720円

総受取基本年金額
6,000,000円(※2)
(戻り率) 118.6%(※3)


・・・という結果になります。こちらはおおよそ94万円くらい預けたお金が増えるのに対して、全労済は2万4千円から10万円しか増えないのですから、貯蓄性という意味では勝負になりません。東京海上日動あんしん生命の勝ちです。


ただ難しいのは、全労済の個人年金保険があれだけの保障内容があるにも関わらず、元本割れしていない点です。保険料に対して得られる保障のパフォーマンスへの対価として、あんしん生命との貯蓄性の差である90万円前後を許容できるかどうか。月々の保険料の差は2600円程度ですから、判断が難しいところです。


・・・私なりに両者に優劣を付けるために、以下のように考えてみました。


まず障害者になった場合ですが、その重度によりますが、ねんきん共済の保障だけでは足りないので、結局は障害保障の手厚い生命保険に加入すべきだと考えました。あとは家族年金ですが、これもねんきん共済の保障では不足する場合がほとんどだと思います(年齢や家族構成によりますが)。つまり、結局は大型の生命保険でカバーすべき保障だと思います。


要するに・・・一見充実しているかのように見える全労済の「ねんきん共済」の保障ですが、障害保障としても遺族保障としても実力は中途半端なんですね。結局は他の保険で必要な保障分を補充しなくてはならない。


もちろん、中には「ねんきん共済」の障害保障・遺族保障だけで十分に必要な保障額をカバーできる人もいるでしょう。しかし、自分に必要な保障額を計算してみて、他の保険も必要となるのであれば、ここはシンプルに個人年金保険としての機能だけで比較していった方が合理的なのではないでしょうか。


というわけで、今回も東京海上日動あんしん生命に軍配を上げたいと思います。

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