個人年金保険の比較ランキング「個人年金 VS 貯金(預金)」

当サイト管理人が個人年金を止めた理由がコレです。
自分年金の作り方

個人年金保険の比較ランキング「個人年金 VS 貯金(預金)」



個人年金保険の比較ランキングを色々やってきましたが、根本的な疑問が湧いてきました。・・・個人年金保険って必要なんでしょうか?

 

 

たとえば、変額の個人年金保険と定額の個人年金保険を比較した時。変額タイプの個人年金保険って、まったくもって「投資信託」なんですよね。あと、外貨建ての個人年金保険を比較した時にも、「銀行の外貨建て預金でイイんじゃないの?」と思いました。

 

 

個人年金保険の言葉で、返戻率というのがあります。支払った総保険料に対して、受け取る総年金額がどのくらい増えるのかを示す数値です。保険各社の個人年金保険の比較ランキングを行っていて、幾度もこの計算をしたものです。しかし、ここでも次第に思うようになりました。「大口の定期預金でも老後資金増やせるんじゃない?」と。

 

 

個人年金保険が投資や金融機関での貯金・預金と異なるのは、何かしらの「保障」がついている点でしょう。

 

 

例えば、ほとんどの個人年金保険は、死亡時に支払い済みの保険料分相当が返ってきますが、これは別にたいしたメリットはありません。預金にしたって、口座名義人が死亡したからと言って、銀行に預けているお金は減らないわけですし。むしろ個人年金保険を途中で解約した場合に、解約返戻し金が支払い済み保険料を下回るリスクの方が大きいでしょう。

 

 

あとは、たとえば元本保証や確定年金(受取額保証)という保障がありますが、預金・貯金なら初めから金利が決まっているわけで、これも大したメリットではありません。

 

 

意味があると思われるのは、@変額個人年金保険と投資信託を比較した場合における「元本保証」と、A外貨建て個人年金保険と外貨預金を比較した場合における「日本円元本保証」。あとはB障害時に以後の保険料が不要になる商品ですね。

 

 

@については、確かに老後資金を投資信託で運用するよりは、元本保証のある変額個人年金保険に加入した方が良い気がします。ただ、その分コストがかかるので、ハイリターンは狙えなくなりますし、保険による元本保証にこだわらずとも、株ではなく債権中心のファンドを選べば、通常の投資信託でもかなりリスクを減らすことができます。

 

 

Aに関しては、外貨建ての個人年金保険の「日本円元本保証」はコストが高く、外貨の魅力である高金利を著しく損なうので、私はお勧めしません。為替リスクについては、高金利であるほどリスクを削れるので、保険で日本円の元本保証にこだわるよりは、とにかく金利の高い商品を選んだ方が合理的かな、と思います。

 

 

次に、Bの積み立て式の個人年金保険における「障害時の保険料免除」は、保険ならではの機能なのですが、障害を負った場合の保障としては小さすぎるので、結局は他の生命保険などで大型の保障を確保しておく他ありませんので、これも預金に比べて特に秀でた特徴とは言えません。

 

 

このように、保障という側面から見ても、実は個人年金保険のメリットって、あまりないような気がするんですが、次に具体的に数字のシュミレーションをしてみたいと思います。

 

 

今、33歳の私が、月々2万円を老後生活資金に回したいと考えているとします。この月2万円というお金を個人年金保険につぎ込むのと、銀行の大口定期預金に預けるのとでは、どちらが良いのでしょうか?

 

 

シュミレーション機能に優れたアフラックの個人年金保険で試してみると、月2万円保険料を払っていくと、総支払い保険料は648万円。コレに対して受け取る年金の合計(10年確定)は753万円となり、105万円増える計算になります。返戻率に直すと116.2%です。

 

 

では次に銀行の大口定期預金。ここでは新生銀行の『パワーダイレクト円定期預金100』の金利を例にシュミレーションしてみます。この定期預金は100万円以上を5年預けると、現時点で年1.36%(税引後)の利息が付きます。

 

 

1ヶ月2万円ということは、50ヶ月(4年2ヶ月)で100万円になりますから、まずは37歳2ヶ月の時に100万円預けます。以降は満期ごとに入金して、新たに定期預金に入れます。

 

 

5年後の42歳2ヶ月には、月2万×60ヶ月=120万円貯まっていますから、これをプラスして定期預金に入れます。さらに5年後の47歳2ヶ月で120万。次は52歳2ヶ月で120万。57歳2ヶ月には120万プラスします。そうすると、最終的には62歳2ヶ月で満期を迎えます。57歳2ヶ月から60歳までの2年10ヶ月は月2万円×34ヶ月=68万円はそのまま定期預金には入れずに貯金しておくことにします。

 

 

37歳2ヶ月・・・入金100万円。
42歳2ヶ月・・・利息69874円。追加120万円。総額226万9874円。
47歳2ヶ月・・・利息15万8616円。追加120万円。総額362万8490円。
52歳2ヶ月・・・利息25万3645円。追加120万円。総額508万2135円。
57歳2ヶ月・・・利息35万4964円。追加120万円。総額663万7099円。
(60歳0ヶ月・・・68万円据え置き。)
62歳2ヶ月・・・利息46万3969円。総額778万1068円。

 

 

実際に自分が積み立てたのは648万円ですから、130万円増えたことになります。銀行にお金を預けても増えないと思いきや、かなりの増加額です。アフラックのシュミレーションは60歳からの年金受取ですから、こちらの方が2年2ヶ月運用期間が長いとは言え、最終的な金額はアフラックの個人年金保険を上回りました。

 

 

・・・銀行の金利はコロコロ変わりますので、このシュミレーションはまったくもって正確ではありませんが、とにかく銀行の大口定期預金を巧く活用すれば、個人年金保険に負けない運用ができることはお分かり頂けたと思います。

 

 

さらに、銀行預金が個人年金保険より優れているのは、フレキシブルな運用が可能であることです。月2万円と言わず、余裕があれば満期毎に運用額を増やすことができますし、別の金融機関でさらに高い金利の定期預金があれば、そちらに乗り換えることもできます。加えて、年金生活に突入してからも、当面の必要資金のみ引き上げて、残りは続けて運用することも容易なので、さらに利息を得ることが可能です。

 

 

個人年金保険でも年金開始日を延長して返戻率を上げる等、多少の融通はききますが、自分で銀行に預けているよりかは、確実に制約があります。さらに言えば、30年後40年後にその保険会社自体があるのかどうか不安です。銀行なら1000万円以上は預金保護の対象になりますし、5年等の短期での運用なので、その辺りの破綻リスクにも対応しやすいです。

 

 

というわけで、私なら銀行の大口定期預金を活用します!・・・って、このサイトの存在意義を完全に否定するような結果になってしまいましたね。

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